CARE

飼育方法

飼育方法

温度

温度は28~32℃あたりを維持しましょう。

ボールパイソンは暖かい地域に生息していますので、飼育に適した温度は高めです。

夏場は温度の上がりすぎに注意し、冬はしっかり保温出来るよう、パネルヒーターや保温球を使いましょう。

温度が低いと体調を崩したりエサを食べなくなったり、健康に悪影響が出るので重要です。

火傷

保温球など熱を帯びた道具を使用する場合、ボールパイソンがそれらで火傷しないように注意してあげる必要があります。カバー付きの保温球を使うなど、ボールパイソンの皮膚が当たって火傷しないように配慮した飼育環境をつくりましょう。

湿度

湿度は通常50~60%を維持する事が望ましいです。

水入れを置くだけでは充分な湿度を確保出来ない場合は、1日に1~2回程、霧吹きなどでケージ内に湿気を加えましょう。

ただし、ボールパイソンに直接水分をかけないように注意が必要です。

脱皮時は、湿度を70%以上に保つ必要があります。

脱皮をするときの前兆としては、目が白くなります。

成長において脱皮は重要な事ですので、ボールパイソンの目が白くなってきたら、充分に加水してケージ内の湿度を70%以上に保つように注意してください。

湿度が充分にないと脱皮不全を起こします。

古い皮が剥がれず体に残り、最悪の場合そこが壊死してしまいます。

病気

呼吸器疾患

ボールパイソンは通常、口を閉じて鼻で呼吸しています。

もし、口を開けて呼吸しているようであれば、呼吸器疾患にかかった可能性があります。

適切でない湿度環境で飼育され続けたり、床材を取り換えず不衛生な環境が続いたりして、ウイルス、細菌、寄生虫、カビなどが発生する事が原因です。

発症したと思われる場合は、爬虫類を扱っている動物病院に連れて行くと同時に、飼育環境に問題がないかチェックしてください。

クリプトスポリジウム感染症

消化器系の感染症です。

寄生虫が腸などの消化器系に感染する事で発症します。

ストレスや温度の低下によるトラブルと違って、飼育環境を見直すだけでは回復しません。

普通にエサを与えても食べなかったり、食べても吐き戻す場合は、クリプトスポリジウム感染症の疑いがあります。

感染した疑いがある場合は、動物病院へ連れていきましょう。